Litmus vs Email on Acid:お金を払うならどちらのメールテストツールか

Mara Levin 著 · 2026年10月7日更新 · ベンダーのページは同日に確認

どちらも送信前に100以上のクライアントでメールの見え方を確認できます。2026年の時点で大きな違いは、一方が価格を表示して Mailgun に吸収されつつあること、もう一方が営業への問い合わせを求めることです。

結論から

今日そのまま予算に入れられる数字が欲しいなら Email on Acid です。月額 $99 でプレビュー1,000件、月額 $199 で2,000件です。ただし年額プランに入る前に、後述の移行に関する注記を読んでください。契約は Mailgun Inspect に移りつつあります。配信後のメールの監視、テストを軸にしたコラボレーションとレビュー、大企業向けマーケティングプラットフォームとの連携が必要で、価格表ではなく見積もりを取る手間も受け入れられるなら Litmus を選んでください。

ひと目でわかる比較表

観点 Litmus Email on Acid
公開されている価格なし。料金ページは問い合わせフォームBasic 月額 $99、Premium 月額 $199、Contract は個別見積もり
プレビュー100以上のメールクライアント(ダークモードを含む)月1,000件または2,000件、100以上のクライアントとデバイス
超過分見積もりの際に確認する1プレビューあたり $0.15
スパムテスト25以上のスパムフィルターPremium でコンテンツのスパムチェック
配信後の監視Email Guardian(アラート付き)料金ページには記載なし
ユーザー数契約内容による全プランで無制限
運営元と今後の方向Validity Engage の一部になった2026年6月から Mailgun Inspect へ移行中

それぞれが実際に確認するもの

ブランド名を取り除くと、どちらも基本の仕事は同じです。HTML を渡すと、多数のクライアントとデバイスでの見え方がスクリーンショットで返ってきます。残りの機能は、2 つの製品ページで説明のされ方が異なります。

Litmus。メールテストのページには、ダークモードを含む 100 以上のクライアントでのプレビュー、リンク、画像、トラッキングを確認する QA チェックリスト、色覚特性に配慮したアクセシビリティチェック、25 以上のフィルターを使ったスパムテストが書かれています。さらに Email Guardian という機能があり、24 時間 365 日の無制限の監視で、メールクライアントの変更が自社のメッセージに影響しうるときにアラートを出すと説明されています。ほかに Chrome 拡張機能、コードエディタ対応(Dreamweaver、Visual Studio、Sublime Text が名指しされています)、Salesforce Marketing Cloud、Oracle Eloqua、Mailchimp、Adobe Marketo、Klaviyo といった配信プラットフォームとの連携も挙げられています。

Email on Acid。料金ページには、100 以上のクライアントとデバイスでのプレビューと、有料の 2 プランに共通の API が載っています。Premium ではアクセシビリティのテスト、HTML コードの解析、リンクと画像の検証、コンテンツのスパムチェックが加わります。どのプランでもユーザー席数が無制限です。この分野では珍しく、結果を見る人が多いエージェンシーには使いやすい条件です。

機能の対応表

両社のページに書かれている機能を、同じ項目で並べ直しました。「記載なし」は、ないという意味ではなく、私が読んだページに書かれていないという意味です。

項目 Litmus Email on Acid
クライアントのプレビュー100以上のクライアント(ダークモードを含む)100以上のクライアントとデバイス
リンク・画像の確認QA チェックリストに含まれるPremium でリンクと画像の検証
アクセシビリティ色覚特性(CVD)への配慮のチェックPremium でアクセシビリティのテスト
スパム25以上のスパムフィルターPremium でコンテンツのスパムチェック
HTML コードの解析記載なしPremium で HTML コードの解析
API記載なし有料の2プランで利用可
ブラウザ拡張・エディタ連携Chrome 拡張機能、Dreamweaver、Visual Studio、Sublime Text記載なし
配信プラットフォーム連携Salesforce Marketing Cloud、Oracle Eloqua、Mailchimp、Adobe Marketo、Klaviyo など後継の Mailgun Inspect は任意の ESP と併用可
配信後の監視Email Guardian(24時間365日、アラート付き)記載なし
ユーザー席契約による全プランで無制限

Email on Acid のプレビューの数え方と計算例

料金の単位はプレビューで、Email on Acid の FAQ が定義しています。個々のデバイスまたはクライアントのスクリーンショット 1 枚が 1 件で、50 のクライアントとデバイスにわたる 1 回のテストは 50 プレビューです。リンク検証、アクセシビリティのテスト、スパムチェックは枠から引かれません。そのため月額の費用は、リスト規模よりも使い方の癖に左右されます。以下の 3 つの計算例の数字は私が置いたもので、ベンダーが示したものではありません。

  • 毎週のニュースレター、テンプレート 1 つ: 月 4 回の配信、1 回あたり修正を 3 ラウンド、1 ラウンドあたり 50 クライアントなら、4 × 3 × 50 = 600 プレビューです。Basic(月 $99、1,000プレビュー)で余裕を持って収まります。
  • 小規模なエージェンシー、稼働中のテンプレートが 10 個: テンプレート 10 個、各 4 ラウンド、50 クライアントで 2,000 プレビューとなり、$199 の Premium の枠にちょうど収まります。Basic で同じ作業をすると 1,000 件の超過が $0.15 ずつで $150 になり、請求は $249 です。Premium のほうが安くなります。
  • 大型の配信が 1 回: 6 つのバリエーションを 100 クライアント全部でテストすると、1 回で 600 プレビューです。これを 2 回行えば 1,200 件を使うので、Basic では $99 に加えて 200 × $0.15 = $30 が上乗せされます。

実践的な目安は、自分のリストが実際にメールを開くクライアントから「必ず通す短いリスト」を決め、制作中はそれだけでテストし、送信前に 100 クライアントの広い確認を 1 回だけ行うことです。リストの選び方はクライアント互換性ガイドで扱っています。

使い方別のプレビュー消費の目安

同じ式(テンプレート数 × ラウンド数 × クライアント数)で、使い方の違う 5 つの例を並べました。クライアント数は、必ず通す短いリストなら 10、広い確認なら 50 または 100 としています。

使い方 計算 プレビュー数 Basic の請求額
短いリストだけで毎週 2 テンプレート8 × 3 × 10240$99
毎週のニュースレター 1 つ、50 クライアント4 × 3 × 50600$99
最終確認だけ 100 クライアントで月 8 本8 × 1 × 100800$99
制作会社、10 テンプレート、50 クライアント10 × 4 × 502,000$99 + 1,000 × $0.15 = $249
大型配信を 2 回、6 バリエーション、100 クライアント2 × 6 × 1001,200$99 + 200 × $0.15 = $129

最後の行は、前の節の「大型配信」の例と同じ設定です。$99 に 200 × $0.15 = $30 を足すので、請求額は $129 になります。この表から読み取れるのは、使い方を工夫すると同じ作業が Basic の枠に収まることです。短いリストで制作し、広い確認は最終版だけにする運用なら、請求が膨らむことはあまりありません。

Basic と Premium の損益分岐点

超過分の単価は両プランとも 1 プレビューあたり $0.15 なので、月のプレビュー数ごとの請求額は単純な足し算で出せます。次の表は、その計算を並べたものです(数字は料金ページの金額から私が計算したものです)。

月のプレビュー数 Basic の請求額 Premium の請求額
600$99$199
1,000$99$199
1,500$99 + 500 × $0.15 = $174$199
1,667約 $199(ほぼ同額)$199
2,000$99 + 1,000 × $0.15 = $249$199
2,500$99 + 1,500 × $0.15 = $324$199 + 500 × $0.15 = $274

表の数字は、次の式から出しています。損益分岐点は、2 つのプランの月額の差を超過単価で割り、Basic の含む件数に足した値です。

Basic の請求額   = $99 + max(0, プレビュー数 - 1,000) × $0.15
Premium の請求額 = $199 + max(0, プレビュー数 - 2,000) × $0.15
分岐点 = 1,000 + ($199 - $99) ÷ $0.15 = 1,000 + 666.7 = 約 1,667 件

つまり、プレビュー数だけで見れば、月およそ 1,667 件までは Basic のほうが安く、それを超えると Premium のほうが安くなります。ただし Premium にはアクセシビリティのテスト、HTML コードの解析、リンクと画像の検証、コンテンツのスパムチェックが加わります。これらを使うなら、1,667 件に届かなくても Premium を選ぶ理由になります。逆に、プレビュー以外の機能が要らないなら、1,000 件を少し超える程度は Basic に超過分を払い続けるほうが安く済みます。

年間でいくらかかるかも、予算を組むときは確認しておきたい点です。月額を 12 か月分掛けると、Basic は $99 × 12 = $1,188、Premium は $199 × 12 = $2,388 になります。両者の差は年に $1,200 で、その差額を払う理由が、Premium にだけ含まれるアクセシビリティのテスト、HTML コードの解析、リンクと画像の検証、スパムチェックの価値と見合うかどうかが判断の中心です。なお、これは月額を単純に 12 倍した目安であり、年額契約の価格が別に設定されている場合は、その数字で置き換えてください。

テスト作業の現実的な進め方

どちらのツールを選んでも、プレビューの使い方次第で請求額も、作業の速さも変わります。料金ページの内容と、上の計算から導ける進め方を整理します。

  1. 必ず通すクライアントのリストを作る。 自分の配信リストが実際にメールを開いているクライアントを上位から並べ、10 前後に絞ります。50 の全クライアントではなく、このリストだけで制作中のテストを回します。
  2. 制作中は、フレームワークや開発サーバーのチェックを先に使う。 未対応の CSS はプレビューサービスに出す前に見つかるので、プレビューの無駄な消費が減ります。
  3. 送信前に広い確認を 1 回だけ行う。 100 のクライアントすべてを通すのは、内容が確定した最終版だけにします。1 回で 100 プレビューを使っても、月に数回なら Basic の枠に収まります。
  4. リンク、画像、アクセシビリティ、スパムの確認は別枠。 Email on Acid の FAQ によれば、これらはプレビュー枠から引かれません。プランに含まれているなら、遠慮せず毎回実行できます(アクセシビリティ、HTML の解析、リンクと画像の検証、スパムチェックは Premium の機能として挙げられています)。
  5. 月ごとの消費数を記録する。 1 か月分の使用実績が 1,000 件を安定して超えるようなら、上の表を使って Premium との差額を計算し直してください。

日本語のメールでは、必ず通すクライアントのリストに Gmail、Apple Mail、Outlook、Yahoo!メール のように、読者が実際に使っている環境を入れてください。プレビューサービスのクライアント一覧にそれらが含まれているかどうかは、トライアルや見積もりの段階で確かめます。見るのは、フォントが意図どおりに選ばれているか、行間が詰まっていないか、長い URL が列からはみ出していないか、の 3 点です。いずれもメールの CSSの記事で、caniemail.com のデータをもとに整理しています。

見積もりを比べるためのチェック表

Litmus には価格表がないため、見積もりを取る際に、同じ質問を Email on Acid の側にも当てはめると比較しやすくなります。

確認すること Litmus で聞くこと Email on Acid の現状
月額年額か月額か、契約期間は何年かBasic 月額 $99、Premium 月額 $199
プレビューの量月の件数または上限の有無1,000 件または 2,000 件
超過時超過の単価か、自動的な上位プランへの移行か1 プレビューあたり $0.15
席数契約に含まれるユーザー数と追加の費用全プランで無制限
監視Email Guardian が基本料金に入っているか料金ページには記載なし
更新更新時の値上げ幅と解約の条件年額プランは Mailgun Inspect への移行時に割引が案内される予定

Litmus の価格について知っておくこと

Litmus の料金ページは、もうプランの一覧表ではありません。2026年10月7日に開いたところ、Litmus が Validity Engage の一部になったことを伝えるバナーと、氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、国を尋ねるフォームが表示されました。これは価格ではなく営業への入口です。Litmus が高いという意味ではなく、担当者と話す前には 1 行ずつ比較できないということです。

Litmus の料金ページ(2026年10月に取得したスクリーンショット)
Litmus の料金ページ(2026年10月7日時点)。出典: https://litmus.com/pricing

見積もりの依頼で聞いておく価値があるのは、含まれるプレビューまたはテストの件数、Email Guardian の監視が基本料金に入っているか、席数はいくつか、更新時の値上げ幅はどれくらいか、の 4 点です。これらは書面でもらってください。そのうえで $99 と $199 の隣に並べれば、追加の機能に差額を払う価値があるか判断できます。

見積もりの依頼文の例

営業に問い合わせる際は、次のように条件を書いておくと、返ってくる回答を Email on Acid の数字と並べやすくなります。

メールテストの導入を検討しています。次の点を書面でご回答ください。(1) 月あたりのプレビューまたはテストの件数と、超過時の単価。(2) 利用できるメールクライアント数。(3) Email Guardian による監視が基本料金に含まれるか。(4) ユーザー席の数。(5) 年額契約の更新時の価格改定の上限。月に約 1,000 件のプレビューを使う想定です。

回答は、$99 の Basic、$199 の Premium、超過 $0.15 という Email on Acid の条件と同じ軸で表にしておくと、後から社内で説明しやすくなります。

Mailgun Inspect への移行

Email on Acid の料金ページは、プレビューと QA ツールが Mailgun Inspect の一部になったという注記から始まり、FAQ に何が起こるかが書かれています。2026年6月から、現在の契約者の移行が始まります。年額プランは現在の契約期間の終了時に移ります。既存のプレビューとテストは引き継がれず、特別な移行割引が用意される予定で、詳細は追って案内されます。Mailgun Inspect はどのメール配信サービスとも併用でき、送信には Mailgun Send のような別のサービスが引き続き必要です。同社の配信側については SendGrid vs Mailgun を参照してください。

移行の期日は契約によって異なりますが、料金ページから読み取れる流れは次のとおりです。

  1. 2026年6月: 現在の契約者の移行が始まる。
  2. 年額プラン: 現在の契約期間の終了時に移行する。
  3. 移行時: 既存のプレビューとテストは引き継がれない。
  4. 移行後: 特別な移行割引が用意され、詳細は追って案内される。

この流れを踏まえて、契約中の人は自分の移行日の前に、保存しておきたいテスト結果を書き出し、毎回使っているクライアントのリストを控え、割引の条件を担当に確認してください。新しく契約する人は、移行後の製品名と料金で契約が更新される可能性を前提に、年額と月額のどちらにするかを決めるのがよいでしょう。

購入する側にとって、これは 2 つの点で損得の計算を変えます。まず、今日の 1 年契約は、更新時には名前の変わった製品への契約になっているかもしれません。契約前に移行割引の内容を聞いてください。次に、すでに配信に Mailgun を使っているなら、テストツールが同じアカウントにあるのは便利ですが、使っていなければ関係のない話です。

6 つの質問で絞り込む

ここまでを読んで決めきれない場合は、次の質問に順番に答えてください。答えが偏った方が、あなたの候補です。

  1. 今月中に、金額の入った見積もりを稟議に出す必要がありますか。必要なら、Email on Acid(Basic は月 $99、Premium は月 $199)です。
  2. 送信済みのメールを、クライアントの仕様変更から見守る仕組みが要りますか。要るなら Litmus の Email Guardian が候補になります。
  3. 月のプレビュー数を、前の表で見積もれましたか。1,667 件以下なら Basic、それを超えるなら Premium が目安です。
  4. 結果を見る人は何人いますか。多いなら、席が無制限の Email on Acid が有利です。Litmus は契約で確認が必要です。
  5. 使っている配信プラットフォームは Salesforce Marketing Cloud、Oracle Eloqua、Adobe Marketo のような大型のものですか。そうなら Litmus の連携が候補になります。
  6. 1 年以上の契約を考えていますか。Email on Acid は移行期にあるため、年額の前に移行割引の条件を確認してください。

Litmus を選ぶ場合

  • メールを大企業向けのプラットフォームから送っていて、連携や Chrome 拡張機能を通じてそのワークフローの中でテストしたい。
  • 送信済みのメールをクライアント側の変更から見守る仕組みが欲しい。Email Guardian はそのための機能と説明されている。
  • スクリーンショットと同じくらい、キャンペーンのレビュー、承認、コラボレーションが重要で、営業との面談が調達の通常の手順になっている。

Email on Acid(または Mailgun Inspect)を選ぶ場合

  • 今週中に承認できる価格と、混成チームのための無制限の席が必要。
  • テストの量が読めていて、月 1,000 件または 2,000 件のプレビューに収まる。
  • 配信後の監視よりも、送信前のチェック(アクセシビリティ、リンク、画像、スパム内容)を重視する。
  • Maizzle や MJML のようなフレームワークで作っていて、完成した HTML を見る場所だけが欲しい。Maizzle のドキュメント自身が、表示テストに使うツールの例として Email on Acid と Litmus を挙げています。

仕事の一部をもっと安くまかなう方法

ビルダーの中にはプレビュー機能を含むものがあるので、すべてのメールに専用ツールが必要とは限りません。たとえば Mailjet の料金ページには、一部のプランにメールプレビューがあると書かれており、MJML vs React Email で触れました。フレームワークの開発時チェック(Maizzle は caniemail.com のデータを使います)は、未対応の CSS を早い段階で見つけます。専用のプレビューサービスは、編集のたびにではなく、最終確認のために使えば足ります。

用語の整理

この分野は呼び名が混ざりやすいので、本文に出てきた言葉を整理します。

用語 意味
プレビュークライアントまたはデバイス 1 つ分のスクリーンショット。Email on Acid の料金の単位
Email GuardianLitmus の配信後の監視。クライアント側の変更でメッセージに影響が出そうなときにアラートを出すと説明されている
Mailgun InspectEmail on Acid のプレビューと QA ツールの移行先。任意のメール配信サービスと併用できる
Mailgun SendMailgun の送信サービス。Inspect とは別に必要になる
Validity EngageLitmus の料金ページに、Litmus が一部になったと書かれている製品
ESPメール配信サービス。Mailchimp や Klaviyo など
超過(overage)プランの枠を超えたプレビュー。Email on Acid では 1 件あたり $0.15

立場別の目安

ここまでの内容を、よくある 4 つの立場に当てはめると次のようになります。数字は前の節の計算に基づく目安で、ベンダーの推奨ではありません。

  • 1 人で週 1 回のニュースレターを出す人: 月の使用は 600 プレビュー前後です。Email on Acid の Basic(月 $99)で収まります。ただし月 $99 を毎月払う価値があるかは別の問題で、フレームワークの開発時チェックと、送信前の一度きりの広い確認でまかなえるなら、専用ツールは不要かもしれません。
  • 複数のクライアントを抱える小さな制作会社: テンプレートが 10 個、各 4 ラウンドで月 2,000 プレビューになるので、Premium(月 $199)が計算上は安くなります。席が無制限という条件も、複数人で結果を見る制作会社に合っています。
  • 大企業のマーケティング部門: 利用中の配信プラットフォームとの連携、配信後の監視、レビューの承認フローが重要なら、Litmus に見積もりを依頼する価値があります。価格表がないので、比較は書面の見積もりを取ってからになります。
  • すでに Mailgun で送信している開発チーム: Email on Acid の後継である Mailgun Inspect は、同じ会社の製品群に入ります。契約窓口をまとめられる利点がありますが、移行の条件(既存のテストが引き継がれないこと)は事前に確認してください。

どの立場でも共通する注意点は、料金ページの内容が今後も変わりうることです。特に Email on Acid の契約は移行期にあるため、この記事の数字は 2026年10月7日時点のものとして読んでください。契約の直前には、ベンダーのページをもう一度開いて確認することをおすすめします。

よくある質問

Email on Acid はサービス終了するのですか?

消えてなくなるわけではありませんが、別の製品に統合されつつあります。Email on Acid の料金ページには、プレビューと QA ツールが Mailgun Inspect の一部になったこと、2026年6月から現在の契約者の移行が始まることが書かれています。年額プランの契約者は現在の契約期間の終了時に移行し、既存のプレビューやテストは引き継がれません。必要なものは自分の移行日より前に書き出しておいてください。

1回のテストでプレビューはいくつ消費されますか?

クライアントまたはデバイスのスクリーンショット1枚につき1件です。Email on Acid の FAQ には、50のクライアントとデバイスを対象にした1回のテストは50プレビューと数える、という例があります。リンク検証、アクセシビリティのテスト、スパムチェックはこの枠から引かれません。そのため1,000プレビューのプランは、50クライアント全部を対象にした確認が月に約20回できる計算です。

Litmus は料金を公開していますか?

私が確認できた範囲では、プラン表の形では公開されていません。上に載せた料金ページは、Litmus が Validity Engage の一部になったという注記を冒頭に置いた問い合わせフォームで、テスト機能のページにある「Get started」のリンクも営業向けの問い合わせフォームに続いています。予算に入れる数字が必要なら、書面で見積もりを取り、このページにある Email on Acid の金額と比べてください。

Mailchimp、Klaviyo、HubSpot で配信していても使えますか?

はい。Litmus は Mailchimp や Klaviyo などとの連携と Chrome 拡張機能を挙げており、Email on Acid の後継である Mailgun Inspect は、どのメール配信サービスとも併用できると説明されています。どちらも、運営会社の配信サービスを使うことは条件になっていません。貼り付けるか同期した HTML をテストするので、プレビューの結果に配信元は関係しません。